2006年 03月 23日
ターニング・ポイント
 台北と恆春の往復は本当に遠く、昨日は車に乗っている時間だけで14時間はあっただろうか。だがこれも大事な書類、そして一つの区切りをつけるためにはどうしても必要だった。いつも乗っている長距離バスを3時間も早く台北から出発して、昼過ぎには高雄についた。バスを降りる場所にいつものタクシー運転手が客を乗せるためスタンバっていた。この運転手っていうのが、部隊に配属された当初から高雄・林園間をオレたちを乗せてくれた人で、もうすっかり顔なじみ。「おぉ、阿本仔(台湾語で日本人の意、オレのあだ名にもなっていた)、久しぶり」なんて感じで挨拶を交わす。実は昨年末から訳あってあまり彼らのタクシーに乗っていなかったのだ。
 部隊が恆春にいるのは彼も知っていて、オレが恆春まで退伍令をもらいに行くというと、ちょうど恆春まで休暇で出てくる軍人を乗せに行くからついでに乗るよう声をかけてくれた。タクシーはかなり値が張るし、少し渋っていたけど、ずっと乗せてくれた人だし、最後にもう一度乗せてもらってもいいかなと思い承諾した。移動時間はここで実は1時間以上短縮された。タクシーはやっぱり速い。しかも”ついで”っていう事もあって、400元という破格の値段だった。色々思い出話したし、実に嬉しい出来事だった。
 恆春の軍営に着くと住んでいたテントは既に撤去され、宿舎への引越しのため数人が動いていた。部隊のその他の人は、訓練のためここから離れた野外にテントを張り、そこで生活している。それでも退伍令はここにある本部でもらう事になっていて、残っている長官から1年4ヶ月待っていたこの書類を手渡してもらった。作業をしていた数人と会話を交わすことが出来たが、そのほか大多数の人と最後に顔を合わすことが出来なかったので、残念だ。みんな訓練で大変なんだろうと思い、お金を長官に託しみんなに何か食べ物や飲み物を買ってあげるよう頼んで、軍営を後にした。
 台北へは長距離バスを乗り継ぎ帰ってきた。着いたのは早朝の4時ごろだった。PCで意外にもオンラインだった彼女としばし会話を交わし、どうしよもなく疲れたので少し仮眠をとった。移動していただけとは言え、これが結構疲労感を与えてくれる。
 そして今朝はそのもらったばかりの退伍令を持って区役所は兵役課に。久しぶりに行くこの場所で、兵役を終えたことを報告する手続きを。健康保険のほうでも手続きが必要だったのでついでに片付ける。更にパスポートに押されているあの「尚未履行兵役」という忌々しい判子の効用を取り消すため、雨の降る中構わず外交部へ向う。例の判子の下に「兵役管制取り消し」の判子が押される。これでやっと一息つける。後は荷物を片付けて日本に飛び立つだけになった。無事に帰れるのだ。
 3月27日の便で、日本に帰ります。
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by aynil24 | 2006-03-23 22:31 | stairways to heaven?


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